1927年の世界初のトーキー作品「ジャズ・シンガー」が公開されて以来の映画革命といわれている作品だ。
想像以上の映像美だった。「ジュラシック・パーク」が登場した時も相当感動したものだが、今の子供達にとって、このアバターがそういったCG体験の始まりであろうことがハイレベル過ぎて羨ましく感じた。スターウォーズがクラシック作品として一気に過去におきざりにされていった瞬間かも知れない。
でもポップコーン食べながらビールを飲んでいたら、映画の途中でトイレに行きたくなっちゃって大変だった。凄い音響の戦闘シーンの最中、自分も膀胱炎と戦っていた前半だった。なんだかなぁ。
息をのむ惑星パンドラの美しさ。3Dのメガネを掛けた観客は、完全にパンドラという世界に飲み込まれてしまう。
物語自体はプロットがお決まりのパターン筋で、『ダンス・ウィズ・ウルブス』と『もののけ姫』を足して2で割った内容。いつもの前近代的原住民とハイテク悪者兵器の戦いは『ラストサムライ』そのものだ。しかしながら随所にピリリと効く香辛料を入れて飽きさせず、単なるファンタジーに終わらせないのもジェームズキャメロンらしいところ(パンドラの神の話とかね。実は神経線維ネットワークの総称なんだけども。あ、言っちゃった)。
割高な3D版チケットも興行収入世界新記録に貢献したと思うが、単なる3Dだけの映画というだけではなく最優秀な作品だった。DVDで観てもいいけども、これは絶対に3Dの劇場で『体験』してみるべきでしょう。アトラクション感覚が新鮮。
トルーク マクト! トルーク マクト!インディアンうそつかなーい!
コメント