陽気に誘われて。




陽の光が暖かく、午後に時間も取れたので焦げパンで走ってきた。

日差しがあると言っても季節は冬本番に変わりはなく、しっかりと、特に首周りの防寒をしてパンのキックを踏み降ろす。
じっくりと時間をかけて走りながら、シングル50番のオイルを全体に行き渡らせる。
潤滑を満喫したエンジンユニットは、追随から先攻へと艶かしく誘う。スロットルで呼応してやる。控えめな咆哮と、スルスルとした加速。やがてパーシャルな音しか脳が反応しなくなっていく。
冷たく透明な空気が、旧車の気持ち良さを明確に伝えてくれる。この時期ならではの走る楽しみがある。


運河のインレットで、魚釣りをしていた。しまった。

コメント