先日のレビュー・小野さんによる特訓時に、持参した自分のロッドが破損していたのを気にかけてくれた小野さんに日曜日にロッドを送ったところ、もう修理してくれて送り返してくれた。
渓流でコケてぶつけたりと雑に使い込みすぎて、グリップエンドがボロボロで外れがちになっていた部品を交換・リセッティングしてくれたのだ。
さらにフェルールやガイド部も、きちんと丁寧に再生してくれた。
これが一生モノとの向き合いへの回答、ということなのだと思う。この修理のスピード、そしてその仕事の丁寧さ。「レビュー」という匠の、自身の作品へのプライドとプロフェッショナルぶりを見せつけられ、素直に感動した(ちなみに修理代は、1,470円だった)。
作業が遅くても信頼に値するものであればいいと思っていたのだけど、ここまでプロ魂をみせつけられるとぐうの音も出なくなった。
ハーレーもそうだ。エンジンのオーバーホールだけで数年待ち、なんて詭弁に過ぎないのだと思う。有名で腕が立つと言うショップなら尚更、速攻で丁寧に仕上げるべき仕事なのだ。それがプロとしてのプライドではないか。お客もその分、丸投げなんてしてはいけないと思う。お店の方がどうやってそのエンジンを直してくれるのか、本気で理解しようとしなければいけない。
客はこの竿で山奥の渓流の中に立ち向かうのだから、修理をお願いする時も本気だ。どんなリールを使用しているのか。リールシートはどうなのか。グリップはどうか。職人も出来るだけその思いに沿うように削りだす。お客に魚が釣れますようにと。
どの趣味の世界でも、同じことが言えるのではないだろうか、と思った次第。ともかく、このレビュー4#ロッドは、一生付き合っていくことになるような気がする。一番自分にしっくり来る竿なのだ。
そういえばゴーグルも買った。先日なりさんにどんなゴーグルを使用しているのかこっそり聞いたら、米軍払い下げのゴーグルのスポンジを削ぎ落としたりナイフで骨格に合うように削り出ししているらしく、そんな芸当は出来ないと早々に思ったので1970年代らしいVikingというメーカーのものにした。・・・思い切りモトクロスになってきたなぁ。
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