週末、東北に蒸発。・・・ときどき、釣り。
岩手県の花巻温泉郷の奥に、一軒の湯治場がある。
自炊。俗化した温泉宿とは異次元の世界だ。
ギシ、ギシ・・・。
非日常なのか、これが本来の日本のあるべき湯治か。
1週間程度でいいから文庫本を持ち込み、時折、竿を出し、本当の温泉の味を楽しみ、安らぎに浸かっていたい。
「伊那谷の鉱泉宿の辺りで、乞食になって消えていきたい。」つげ義春(『温泉四季vol.1』91年8月所収)
夏油、豊沢など近場の渓流も釣り歩いたが、アブやスズメバチの猛威にはほとほと参った。
アブの大量襲撃は、例年ならお盆のあたりなのだが、このところの酷暑で一週間ばかり早まったようだ。
まあ数は出なかったけど、各々ボチボチと良い型のイワナが釣れてくれた。
この沢の奥に、釣り上がりながら消えていきたい・・・でもアブがひどいから10mでムリだった。現実はキビシイ。
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