今月で渓流釣りは禁漁、すでに目頭が熱い。
最後の釣行は、今年最初の春に行った川に決めた。
始まりで出会ったヤマメに、今年最後にまた会いたかった。
ほのかに桃色の婚姻色を纏ったヤマメ。来春は尺に、という確かな期待を込めて、川に帰した。
海に下らずとも、かっこよく成長したヤマメを次々ゲットン。
こうして釣り歩くのも来年までおあずけ。惜しむように丁寧に釣り上がることにした。
海に近い川の支流のため、サクラマスに変身するヤマメは海に向かう。
川に居残った当年魚は、この大きさになるのが精一杯かも知れない。
尺は出なかったが、良い型のヤマメたちが良く釣れてくれた。今年最後に本当にありがとう。
しっかり食べて越冬しなされよ。来春会おう。
結局半日、6時間も川通しで釣り上がりっぱなしであった。上流から道路に上がり、トボトボと降りていった。昨年は飽き足らず10月に北海道まで足を運んだが、今年はこのまま竿を納めようと思う。頭上の太陽の日差しは、夏の強さを残していたけれど。
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