今日は陸王55丸のクラッチをバラしてたりしてました。
組んだけど寒かったから走らなかった・・・。
今年も残すところ大晦日のみ。昨晩、なりさんと飲んだのですが、総括として「今年は異様に早く感じたなぁ」という印象。
なりさん、酔っぱらって階段でコケて頭を打ってました。ケガしなくて良かったです。
年内最後の更新になると思いますので、今年をベスト3で振り返り。
今年読んだ本の中で、ベスト3。
3位。『羆嵐(くまあらし)』吉村昭(新潮文庫)
大正初期に実際にあった、日本史上最大最悪の獣害事件『三毛別羆事件』のお話。
大正4年、北海道の開拓地で村民6人(胎児を含めて7人)が「袈裟懸け」という巨大なヒグマに襲われて死亡、3人が重傷を負った事件。警察や軍隊まで動員してもなお、圧倒的な脅威の前に人間の無力さと愚かさが浮き彫りになっていく。
最後は銀四郎という老練な熊撃ちと「袈裟懸け」との息を飲む戦いになる。
クマは可愛いとか言っちゃってる人、必読。
2位。『フェルマーの最終定理』サイモン・シン(新潮文庫)
アマゾンの50以上の読者レビューのほとんどが最高点5つ星をつけて大絶賛だった。
これほど見事な展開に溢れ、ドラマティックな緊張感を持ったノンフィクションは読んだことがありません。数学の知識をほとんど読者に要求することなく、歴史と人間ドラマの物語の中で自然と入れる名著だと思います。ズバ抜けた構成力や文章も素晴らしかった。
1位。『千年樹』荻原浩(集英社文庫)
小川洋子の本も今年は3冊読んで良かったし、田中慎弥の「切れた鎖」もキレてて面白かったのですが(とくに「蛹」)、この本が一番良かったです。傑作。
関東地方の山地にある樹齢千年のくすのきの巨樹。
1000年の間に巨樹の下で繰り広げられた人間たちの短い生のドラマを8つの連作短編で語る。時代も立場もまったく異なる登場人物たち。山に逃げた武士、自殺を考える中学生、女をさらった山賊、ドライブ中の家族、愛人と待ち合わせた娼妓・・・その8つの話がからみ合って、群像劇となってパズルが組み上がって行く。
様々な時代でひたむきに生き、苦しみ、悲しみ、切ない人間たちを、ずっと見守ってきた丘の上にある一本の巨樹の物語。
ちょっと怖いお話なんだけどね。特に最後。
今年のトピック、ベスト3。
2位。7月の北海道で大物を釣る。
今年の釣りは春のヤマメ、秋田の尺イワナ、初夏の北海道、秋の岩手と、びっくりするほど釣れた。快挙。テレストリアルのフライで魚を追いかけ続けた一年でした。
来年も行けるかなぁ。行きたいなぁ。
1位。子河童誕生。4ヶ月になって、ますます、鱒鱒、元気一杯の女の子です。
目まぐるしく、素晴らしく、忘れることのない、大切な一年、でありました。
さて、新年早々で・す・が・・・・
『江戸旧・新春初走り』やります。
日時:1月3日(祝)
0800時 千葉街道・江戸川区:二枚橋交差点集合。
1030時 幸手市・権現堂 着。
江戸川旧車会では「朝練」と称する早朝走行会を展開しております。
ヴィンテージハーレー、大英帝国車などで小粋に縁起良く、新年を迎えてみませんか(笑)?
お正月です、二日酔いに注意して参加願います。
通常の朝練コースを北上。要防寒着用。各自車両の整備点検願います。
埼玉県幸手市権現堂(1030時 到着予定)にて、昼食を取り解散となります。
今年もあと僅か、お世話になりました皆様、ありがとう御座いました。
来年も安全運転。旧車万歳!
皆様のご健勝とご発展を祈念して結びの言葉とさせて戴きます。
それでは、良いお年を。
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