WLA&陸王

今朝は8時過ぎからなりさんと2台で朝練してきました。気温は3℃でございました。
ヒッジョーに寒かったです。

コヤツの調整を兼ねて、なりさんに巡航速度を確認してもらったり、サイドバルブの点検再確認をするためもありました。走り込みという意味でホントに朝練です。


巡航速度は一般道はもちろん、いつもの朝練での45マイル前後でもイー感じでありました。オイルがこなれてきた頃はもっと伸びたぐらいなので、60〜80kmでの走行がちょうどいいレベル。
野田のコンビニで1955年、つまり昭和30年生まれだというヲジさんと談話。なぜかヨダレを垂らしながら(怖かったです)、頼むから譲ってくれ攻撃を受けました。

ヲジさんの車がベンツなのを見て態度を一変させたのは申し訳ございません(笑)。でも売らないけど。陸王はこの世代の方々には人気があるよね。豊かさの象徴の一つだったんだろうか。さらに当時ハーレーを所有するなんて、大地主のレベルだったんだろうね。



「The Harley-Davidson and Indian Wars」という壮絶な著本がありまして。


マネしてみました(笑)。
といっても陸王はハーレーと敵対していたどころか、和製ハーレーなのであります。
それも1933年に本家HD社が日本の三共(現:第一三共)に、日本国外に持ち出さないことを条件に1934年型のVLと、35年型のモデルRのサイドバルブエンジンに関わるライセンスと生産設備を売却譲渡した経緯があり、陸王はハーレーのコピーではなく、正式なライセンス生産車輛だったのでした。これは世界的にも希有な存在だったのです。(イタリアのアエルマッキ社は買収事例)



大戦前に本家アメリカが進化させたナナハンサイドバルブ、WLA。日本が貿易を断絶され孤立してしまった陸王との作り込みの差は歴然としております。
DNAは一緒のフラットヘッドとは言え、新旧世代が大きく異なるのに同じ時代の大戦でぶつかったのですから、アメリカ軍と日本軍の装備の差そのものを鉄の素材レベルでミニマムに具現していると言っても過言ではないでしょう。この続きは、小岩の一力で。


別れ際、なりさんから2冊の古本をお借りしました。
ホテル・リッツのオーナーにして最強のフライフィッシング狂、シャルル・リッツの名著『A Flyfisher's Life』。中々読み応えがありそうなボリュームです。
ありがとうございます。


釣りと言えば今年の我が部屋のカレンダーは児島玲子さんであります。

サインもらっちゃったんだよね〜。

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