平成23年が暮れてゆきます。激動の1年でした。
1月 バードカフェおせち、ジャスミン革命
2月 大相撲八百長問題、カンニング、NZカンタベリー地震
3月 東日本大震災、福島第一原発事故
4月 ユッケ、英王子結婚
5月 ビンラディン死亡、
6月 高速1000円終了
7月 なでしこ優勝、中華鉄道脱線事故、ノルウェー連続テロ事件、アナログTV放送終了、新潟・福島豪雨
8月 野田首相誕生、セシウムさん、紳助引退
9月 台風被害
10月 ウォール街デモ、タイ大洪水、ギリシャ危機、トルコ地震、ジョブズ死亡、カダフィ死亡
11月 玄海原発4号機再稼働
12月 金正日死亡
東日本大震災からおよそ10ヶ月が過ぎました。凄絶無尽の破壊をもたらした3・11。
しかし同時に、日本人の力強さを感じる数枚の写真があります。
東日本大震災で被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
一日も早く普段の生活に戻れますよう心よりお祈り申し上げます。福島第一原子力発電所の事故の影響を受けている福島は、まだまだ戦いが続いています。
原子力基本法には「資源のない日本をどうするか」という気持ちが込められていました。しかし、制御できる技術力を持ち合わせていなかったことを初めて知らされました。
プロメテウスの火、神の火であったことを思い知らされました。
これほど重大な原発事故が起きたのに、どんな犠牲もいとわずに「日本の経済」「日本の産業」を聖域と見なして原発再稼働を守らねばならないというのは、ヒトラーのナチスが主張した「生存圏」という考えに影響を受けた「大東亜共栄圏」思想と全く同じあさましい選民思想であると思います。
ことしを振り返るのは上記に尽きるのが本音なのですが、一応、例年恒例のものを。
今年の一冊
佐々木中(著)
大量の情報からおいしい部分を摂取する電子書籍の時代は、深い読みが難しくなるのかもしれない。そういう時代の変わり目に、敢えて深い読書論を説く。
他人の夢をそのまま見るということは、正気を失うということだ。世界の歴史を動かしてきたのはリテラシーにまつわる革命であった。ルターやムハンマド、中世の宗教改革を振り返り、テクストを、本を、読み、読み変え、書き、書き変えること、すなわち文学(リテラシー)こそ革命の根源にあるというのがこの本の主な主張。
ネットの時代には、ブログで書いた意見を批判されたら、翌日にスイマセン、僕、間違ってましたとかけば終わりだ。
言葉に魂がこもらない時代には「言霊」もない。この本は読むこと、書くことの意味が軽薄になっていく今、敢えて命がけの読書の価値を再考する。
即時性においてはインターネットに遥かにおよばないペーパーメディア。しかし今後タイムラグは事象を咀嚼し取り込むための重要な時間になるのだと思う。
2位。『ジェノサイド』高野和明(著)
3位。『夜市』恒川光太郎(著)
今年のトピック数点
5月『米英仏独日旧車好きの狂宴!戦いのワンダーランド『宇宙大戦争』
11月。北海道から蝦夷旧のあべさんが急遽参加!
今年はバンカラさんやバーンティークさんたちも参加して、旧車乗りにとって最高に楽しい幻の一夜、でありました。バタバタでしたが、それでも、やはりコレ。
釣りのほうは、東北の源流につりかげをもとめて彷徨いました。
『イワナありて』
秋田・岩手の山筋に忘れられた生活の道を釣りで辿るたび、不思議と憶える感慨は、100年とたたない、ほんの少し昔の人々の知恵に対する畏敬の念なのかもしれません。
山奥の古い湯治場に泊まり、深酒し、ふと夜中に目覚めると、廊下をミシミシ歩く子供の足音、襖ごしの老夫婦の声、川の音、すえたような匂い。
阿仁の道の駅で買って自炊部で煮た空豆は空前絶後の味覚でしたなあ。
釣りでは某誌にエッセイも上梓しました。
『北海道釣行』も雨にやられっぱなしでしたが、50UPのイー魚が釣れました。
3日間ずっと雨で、宿のオヤジさんにも「こんなに降り続くのは10年振りだあ。釣り行けねんだからほれ、トンカツ揚げたから食べれ。」と言われてしまいました。
長くなりましたので、今宵はこのへんで。
・・・と、その前に。
『江戸旧・新春初走り』やります。
日時:1月3日(祝)
0800時 千葉街道・江戸川区:二枚橋交差点集合。
1030時 幸手市・権現堂 着。
江戸川旧車会では「朝練」と称する早朝走行会を展開しております。
ヴィンテージハーレー、大英帝国車などで小粋に縁起良く、新年を迎えてみませんか?
お正月です、二日酔いに注意して参加願います。
通常の朝練コースを北上。要防寒着用。各自車両の整備点検願います。
埼玉県幸手市権現堂(1030時 到着予定)にて、昼食を取り解散となります。
今年もあと僅か、お世話になりました皆様、ありがとう御座いました。
来年も安全運転。旧車万歳!
皆様のご健勝とご発展を祈念して結びの言葉とさせて戴きます。
新しい年がよい年となりますように。
そして、また素晴らしい出会いがありますように。
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