I flyfish therefore Iam.

今週末も、東北の渓流へ。すいません、釣りに行きまくっております。

自宅から2時間で現着。その後、山中の車止めからしばらく(90分)山登りして辿り着いた先に待っていたのは、尺を優に越すイワナたちが堂々と虫をついばむ、まさにフライフィッシャーにとって天国のような場所であった。



穏やかな流れから悠然と飛び出してくるイワナは、どれも尺物に近いグッドサイズな魚ばかり。


渡渉するたびに現われるワクワクする流れ。次々とロケーションが変化するのも、渓流フライフィッシングの醍醐味の一つだ。


イワナは川ごとに風貌が異なる。
この殆ど未開の渓流で、何世代も輪廻を繰り返し育まれてきたのだろうか。
太古の鱒の記憶を残す体高と男前な肉食系の顔立ちは、北海道の川の狼を思い出す。





イワナ独特の深淵に毛ばりを引きずりこもうとするトルクフルな走りに、バンブーロッドが半月にしぼられる。

ちなみにヤマメやニジマスは、毛ばりを外そうとローリングを繰り返したり、激しくジャンプしたりする。

どんな獲物でも岩底に引きずりこむ獰猛さから生まれた各地の大型イワナの伝説は、古今東西、渓流釣り師のロマンを駆り立ててきた。



あの奥に絶対大きいのが居ると思うんだけどなあ。
上の枝にも前の枝にも引っ掛けるのが目に見えているのでやれなかった。上手い人ならこの距離からオフショルダーのリーチキャストやらでビシュッ!と一発で毛ばりを撃ち込めるんだろうけども。


瀬でこんな尺モノが出た。









いったい何尾釣れただろうか。
日本に残された希望の流れが、東北にはある。



奥へ、そのまた奥へ。森の葉叢の美しい重なりの中へ。


アイスアウト(融雪)から覚めた東北の渓流。
夏に向けて全速力で生きものたちが走り抜ける。



しかし、リーウルフのフライラインは飛ぶなあ。

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