Summer Trail 2012 in 北海道。
今年はついに晴れた。晴れてしまった。雨男の汚名返上である。
しかし今回は月(祝)のエアが取れなかったので(仙台空港発着便は少ないのね・・)、土日のみの短期集中一発勝負に賭けるしかない。
前夜入りした札幌では蝦夷旧のあべさんにまたエスコートして頂いたので、それはまた次回の講釈で(だるまのジンギスカンが美味しすぎておかわりしてしまった)。
北海道の涼しい夏の風を全身に感じながら、パンツ一丁でいそいそとウェーダーに履き替える。硬めのSAGE5番ロッドにラインを通す。気持ちが昂って上手にフライが結べない。
奥の大岩の周辺を5分ほど半目で凝視し続ける。
小さなライズがあった。バチャン、ではなくて、バフッというライズ。
頭だけを出して虫を捕食している。大きい。
ジージーと、リールからラインを引き出す。フライは8番のドデカいタランチュラ。
フォルスキャストは一回だけ。憧れはいつだって神経質だ。
緊張感で息苦しい。ゆっくりと、大岩の上流50cmにフライを落とす。ぶらぶらと大岩の横を流れていく。
出た!
久しぶりのリールファイト。ギューンとラインが引き出されていく。
徐々に間合いを詰め、一気にランディング。
川の狼、再び。
50オーバーでした。やりとりをした手に、まだじんじんと感触が残る。
40には届かず。だが強い流れに磨かれた見事な体躯で、なかなか手繰り寄せられない。
対岸の倒木の回りが掘り込まれて深瀬を形成し、倒木の下だけが深い落ち込みになっている。この木に沿って真横をフライが流れるように上流に撃ち込む。
一発で確実に仕留めよう。仕損じたら、倒木の下に潜ってもう出てこなくなる。
倒木の下から、ガバーンと大きなドライフライに飛び出してきた。
完璧なシェイプ。60には届かなかったが、最高です。
因にフライはスティミュレーター。
残念ながら、ここでタイムアウト。釣りに費やした時間は土日で延べ10時間ぐらいだった。
嗚呼、もっと釣りがしたかった。来年こそ3日間は居よう。
あっというまに仙台着。仙台便になるといきなり飛行機がチャチい。
東京は乗客が多いんだなと実感。
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