荒雄川、早朝4時30分ヨリ。
尺ヤマメ、連発!!
羽化したばかりの何かの虫が、川の流れに乗って、ゆらめいている大きな魚体の待つ下流に流れている。秒速は30cmほどだろう。
早朝の陽を浴びて、銀色に光りながら、今まさに水から離れて空中に舞い上がろうとしている。大きなヤマメがゆっくりと水面まで浮かび上がってくる(尺サイズって、なんか大胆)。
尾びれが流れの中で水をかく。ユラッと揺れる。その瞬間、虫が消える。
ふふふ。果たしてそれはボクのフライ(毛鉤)であった。
鱒たちの泳ぐ美しい川が東北に流れていて、その気持ちいい川のほとりで、ボクたちは短い人生の幾日かを過ごす。
まあ、こんな日もある。日々ビジネスなんぞに勤しんでいるからこそ、時々発生するこんな素晴らしい自然趣味の幾日かがキラキラしたものになるのである。
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