狙いすました9月初旬、東北幽渓の旅。山奥へ、さらに山奥へ。
たどり着いた源流は、まさに陰影礼賛。白い靄がわきたち、森からレンブラント光線が肩に射す。
尺イワナ、泣き尺も多く出てくれた。これは渋谷さんの竹竿のおかげ。
帰路、道なき獣道の藪漕ぎで、ウゥーという呻き声と、ガルルル、という威嚇を聞く。
左手にクマスプレー、右手に貴重な竹竿。
絶対に目を合わせないように、歩みのペースを速めないように、進んだ。
強張りすぎて、足が攣りまくってしまった。下山した時にはもう、座れないほど。
もはや定番、岩手花巻の『大沢温泉 自炊部』まで下って、温泉でゆったり湯治しとりました。
渓流、また来年。
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