2009年12月20日日曜日

20ヤードの壁。

午前中、Reviewの小野訓さんのフライキャスティング・レッスンに参加してきた。



小野さんはフライフィッシングの世界ではかなり有名なロッドビルダーであり、フライフィッシャーだ。
自分が愛用しているロッドも小野さんが手がけたReviewの4#なので、そういったご縁もあってのレッスンだった。




フライキャスティングはロッドとラインの物理現象を巧みにコントロールして、魚の目の前に疑似の虫(フライ)をプレゼンテーションする投擲運動だ。

全てが巧くいくと、ラインは美しいタイトなループを描く。美しいクルマやバイクが、機能面でも優れていることと同様だと思う。

これまでフライの先輩たちに教わりながら、時に模倣をしながら、渓流での実戦を繰り広げてきたのだが、もう一度この時点でプロに客観的にチェックしてもらい、補正してもらうことが重要だと感じていた。



(ことし、北海道遠征時の写真。)

ある程度の実戦経験があったとは言え、まだまだ全然。自分の欠点を小野さんはことごとく一発で見抜き、改善点を丁寧に指導して頂いた。

まず、クセとして『アーク』が極端に小さいこと。
アークとはロッドを前後に倒すときにできる角度の幅である。『おそらくタイトループを意識し過ぎて、テイリングが多くありませんか?』・・・大当たりです。全くもってその通りでした。

さらに、『ローディング・ピーク』が前過ぎること。キャッチボールなどの投球でも、物を遠くに投げようとする運動では、リリースポイントをなるべく遅らせることが基本になる。
遠心力と慣性を作るためだ。
キャスティングを開始して、ロッドに徐々に負荷(load)を掛けて曲げていく過程をローディングという。
その最大のピークを出来るだけ後半に持って行くこと。
もはやこれは、物理のお勉強である。

他にも『ダブルホール』という技術でも、ボクのクセではリターンが少ないことなど、枚挙にいとまがないほどご指導して頂いた。

自分が越えられなかった20ヤードの壁を、タイトループが突き破った瞬間だった。




・・・早く、川に行きたいなぁ。





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