啓蟄

今日は二十四節気の一つ、『啓蟄(けいちつ)』。冬眠から虫がはい出てくるという意味で、待ちに待った春ももうすぐだ。
水生昆虫も羽化がいよいよ始まる。フライフィッシングのシーズンも、ついに突入なのだ。
そんな羽化をイメージしたフライを巻くことにした。
「クリップル」。アメリカ・ヘンリーズフォークの世界屈指のプロ・タイヤー、レネ・ハロップお得意のパターンだ。テール側を水面下に沈めて、斜め45度の角度で半沈状態を作り、羽化寸前でもがきながら川を流下するごく自然なイマージャーを模している。
日本ではまだ馴染みの薄いフィルム(水面直下)フライだが、渓流の釣り上がりにおいて実は類を見ない程に効果があるパターン。

とりあえず、巻いてみる。釣り針をセットする。TMCの112Y、ちょっと大きめ11番。

ライトケイヒル8/0というスレッド(糸)で下巻き。

次にペレットをダビングしていく。虫のボディ部分なのでテーパーがかかるように。
このオレンジっぽいブラウンペレットがやたら釣れるとティムコの島崎さんが言ってた。
ゴワゴワした素材を取り付けるのは意外とコツが要る。

ウィングとなるCDC(鴨のフェザー)を巻く。

ゲイプ幅と同じ長さに調整して、後方はカットする。

ハックルはコックネックからちょうど良いのをむしり取る。

羽根の表側を上向きに、タイトめにスレッドで巻き付けて、

3〜4回転。で、スレッドで巻き留める。

はい、完成。テイルも付けてない簡単バージョンだけど、釣れるよ〜。

おっと、そろそろ江戸旧の歓迎会の時間。
会員絶賛募集中なのに高齢化著しい(笑)江戸川旧車会に興味があるという、ありがたいお話を頂いた2名の旧車フリーク様の歓迎会です。McCOYさんのご紹介です。これから本八幡に行ってきます!なりさん、意気込んでます。

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