ウイルス襲来。

週末は陸王の諸々。

ぷらぷらのジッフィスタンドの修繕を・・・

しかし腰を降ろすと頭がくらくらする。さっきまで元気そのものだったのに。
体がだるい。少し横になると、全くの無気力状態に陥る。生気の停止、物事に対する牡蠣のごとき無感覚。



風邪である。見事に普通に風邪を引いてしまった。さもありなん。これで我が家は全員罹患した。
第一次世界大戦時の塹壕以来、この病原体がこれほど効率的に共有されている場所はここ東京の環境以外にない。満員電車の手すりであったり、様々な人が行き交う職場であったり。


ということで、今回の寝太郎のお供。


「かぜの科学」。罹患する前に読んでおけばよかった。
風邪は大した病気にはならないが、この本の統計によると人は一生に200回風邪を引くそうだ。成人は年に2回、子どもは10回以上罹る。
さらに一人の人が平均寿命のうちに期間を合計すれば、およそ5年間にわたって咳、頭痛、熱、喉の痛みに襲われ、おおまかに言って一年間床につく計算になるらしい。
これだけ長く研究されていながら、いまだにワクチンひとつないなんて。
この本は、練達のサイエンスライターが、風邪とはなんなのか、罹ったらどうしたらいいのか、多数の研究者に最新の知見を取材して山とある俗信や市販薬の効果のほどを見定めつつ、また自ら身を挺する罹患実験に参加までして、風邪を追求している。
絶妙の読みやすさである。


たとえば、

・咳やくしゃみによって発生する飛沫が風邪を広めるという証拠はないに等しい
・歳をとるとウィルス抗体を得て風邪を引きにくくなる。50歳以上は10代の半分。
・寒さと風邪のかかりやすさには何の関連もない
・睡眠7時間以下の人は8時間以上の人の3倍も風邪をひきやすい
・0から6歳の間にお金持ちの家に育った子供は一生風邪をひきにくい体質
・外向性の人は内向性の人より風邪をひかない
・マスクは感染予防の効果がほとんどない
・総合感冒薬は役に立たない(ウィルスの多様性)
・風邪は防衛反応であり、活発な免疫系を持つ人のほうが、弱い免疫系を持つ人よりも風邪の症状に苦しむ
・ビタミンやハーブなどのサプリメントで免疫を強化しようと考えないこと

かなり興味深い内容なので面白く読み進めた。

気になる「風邪をひいてしまったら」。これはネタバレなのでここではやめておきます(笑)。
とにかく寝なさい、ということらしい。

さてそんな風邪の生態学を読みながら、雑誌や漫画も新刊がリリースされているので、まあつまらなくもない週末であった。

バビルⅡ世リターナー待望の第4巻と、HOT BIKEの最新号。
バビルⅡ世のほうは、アメリカ軍の最新兵器の猛攻撃の前に「バベルの塔」への退却を余儀なくされ、最大のピンチ。
しかしヒマラヤの山脈が割れ、かつての天敵「ヨミ」の最終兵器、コードネーム『V-1』という可変型超弩級生体戦闘兵器(全高500フィート、その戦闘能力はポセイドン、ロプロスを凌ぐ)が現れ、B-2Aの爆撃やエリア51から飛来したUFO(メイド・イン・USA!)と激突。


ホットバイクのほうは巻末のThe impressionにゴローさんのインディアンが登場。
初期ホットバイクにあった、ボウ・リトルスカイとの会話とか、今でも鮮明に覚えているなぁ。
また先日のお台場のクルブレの写真で松Tさん親子がハイドラで出てました。素敵。


インディアンといえば、某氏の48チーフがかーるさんのガレージにドックインしております。もうすでにエンジンユニットは作業台のようです。
見に行こうかな、風邪が治ったら。

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