プレイバック2020

 


何だかもう、大変な年になってしまった2020。新型コロナウイルス。これだけ強烈に環境が激変したのは、2011年の東日本大震災以来ではなかろうか。世界の物質的見た目は変わらないのに、生活が一変してしまった。『テレワーク』なんて、東京オリンピックの際の2週間限定で構えていたら、本当にそれがメインワークになるなんて。しかも、東京に舞い戻ってきてスグそれだ。引きこもり。


焦げパンを東京に連れてきてホントに良かった。しかも慣れ親しんだ江戸川区のガレージ付き。(いや、必死に昨年末に物件を探したからだけれども)



念願の純正当時物デラックスソロシートを本国から手に入れ、そーまくんに丁寧にリペアして頂いた。非常に高価だったが、他にやることがなかったのだと言い訳したい。非常事態宣言下、在宅だとロクなことしないな。



せっかく東京に戻ってきたのに、なかなかこの状況下で集まれなかったけどやっと再会できました。そう、江戸川旧車会。朝練であります。みんな変わってなかった。歳は重ねていたけれど、まだまだ遊び足りない感じの人たちで相変わらず。





来年はちょこちょこ焼き鳥屋で飲みたいですなあ。コロナ次第なんだろうけど。


そうそう、念願のMcCOYさんの千葉フォルニアベースにも。素晴らしい環境で、2回は遊びにお邪魔しました。これからもよろしくお願いします!


家族キャンプは、ちょこちょこ福島に帰って今年もたくさん行きました。でももう上の子(小学4年生)は少し怪しいな。『行きたくない』って来年あたり言いそう。


京都のkojiさんのおかげで、ハンモックによるソロキャンプにもハマりました。見事に。
来年も是非やりましょう!

吊幕・山崎・ピコグリル。最高であります。


秋田のチャンさんお墓参り・キャンプは、秋に。有志集まってのキャンプは今年初だったので最高でした。チャンさんも喜んでくれたかな?



さて、今年は何といっても2月に父が亡くなりました。急なことでそれは大変だったのだけど(長男だし)、コロナで規制が入る直前だったので、多くの方に参列して頂いて葬儀ができたことは不幸中の幸いだったか。晩年は透析やら何やらで母親が介護していて心配事の一つだったのは置いといて、最期はみんなに見送られて、幸せな父だったと思います。両親が産んで育ててくれて、養ってくれて、感謝しかないし、何もお金とかで返せなかったのが悔しい。(かと言って稼いでいないのが寂しい)


・・・そして。不幸の連発なんだけども、ウチの『みい』が、ついに天に召されました。21歳でした。思えばこの旧式河童堂は、この猫のサイトが始まりだったのです。子猫の成長記録みたいな。それで片手間で、当時は赤いヨンパチだったのだけど、それのメンテ記録とかトラブル続きのネタコーナーとかがあって。ネットも電話回線でガーガー、ピュルピュル・・・ビコ〜で繋がっていた時代です。そういえばよく音楽が鳴るサイトとかあったなあ(絶対やらなかったけど)。そんな20年前は旧車について情報もなく、車両は壊れてばかりで、サイトを通じてトラブルシュートを共有したり純正部品の交流などもしてました。
でも、メインはこの猫だったのです(笑)。
1999年7月に、生まれたばかりの仔を頂いて、21年。我が家の幸せを作り続けてきました。11年の大震災では割れたガラスで血塗れになりながらも生還し、それ以外は病気ひとつすることなく、最期は家族に見守られて穏やかに眠りました。こんな素晴らしい猫に巡り合うことはもうないかもしれない。幸せでした。きっと父が寂しがって連れて行ったんだろうなあ。仲良く天国で暮らしているといいな。




釣りは結局、一度も(!!)一度たりとも渓流に行けませんでした。
来年は行こ。



長くなったので(毎年だけど)、今年の一冊。とはいえ、今年は在宅勤務が多く、20冊以上読んでしまい絞り切れないのですが、とりあえず印象に残ったものを。


『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ)

原書の売り上げが500万部を突破し、2019年アメリカで一番売れた本。
物語の大部分は湿地で展開する。瑞々しく描かれた美しい土地がこの小説の舞台。
物語は、1969年、ノールカロライナ州の湿地でチェイス・アンドルーズの死体が発見されるところから始まる。草薮と海に囲まれた小さな村での出来事である。程なく疑惑の目は、村人から「湿地の少女」と呼ばれ、人語も話せぬ野蛮な者と噂されてきたカイアに向けられるようになる・・・

アメリカ探偵作家クラブ賞にノミネートされた作品であり、ラスト100ページあまりが裁判シーンになるのでミステリーっぽい側面も持つが、沼地で生まれ、7歳からたった一人でそこで生きたヒロインの孤独と、苦難の人生を鮮やかに描く長編。娘を持つ身としても泣けて仕方がなかった。
『母さんがよく言っていたけど、ザリガニの鳴くところってどういう意味なの』カイアがテイトに尋ねる。母さんがいつもこう口にして湿地を探検するよう勧めていたことを、カイアは思い出す。「茂みの奥深く、生き物たちが自然のままの姿で生きてる場所ってことさ」。
本書は、ザリガニが鳴くところでずっと生きた少女の物語。




今年もあとわずかとなりました。

今年お世話になりましたみなさま、ありがとうございました。
来年も安全運転、旧車万歳!
皆様のご健勝とご発展を祈念して今年結びのご挨拶とさせて頂きます。
新しい年が、良い年となりますように。新型コロナが収束しますように。










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