2017年12月31日日曜日

プレイバック2017

ふあゝ、もう大晦日です。ホントに河童堂の方は疎かにしてしまいましたが、来年から書きまーす。

恒例の振り返りはしておきましょう。


焦げパンにはあまり乗らなかったなあ。クラッチ周りやタイヤ交換をしたぐらい。なんだか煮詰める作業ばかりで楽しめなかった。そんなに完調を目指さなくてもいいのにね。


バイク系のイベント参加としては、夏のラブピーイベント。
江戸旧が大集結したのであります。




懐かしもあり、原点でもあり。江戸旧は変わっていなかった。歳は取ったけれど。
これからも、皆様よしなに。末長くお付き合いください。
個人的にも体を壊してしまったので、健康には気をつけましょう。

リュウくん、いろいろたくさんおめでとう!来年は賑やかになるね。



原さん、鬼の36。ローラーマガジン読みましたよ〜!



そして、秋の佐野・総合火力演習。
この時は体調が絶不調で酒も飲めず。一眼レフも電池切れ。


来年こそは完全回復して、参加したいものであります。

まあ、いつもの幕僚長スタイルが拝めたので年を越せそうです。







さて、渓流釣りの方はといいますと。





今年は東北の渓流にたくさん行けた。岩手10回、秋田3回、地元福島3回。
白神山地にまで行って、世界遺産の中でフライロッドを振るという酔狂ぶり。




イー魚、素晴らしい尺イワナがたくさん釣れてくれました!東北最高ー!でも北海道にもまた行きたーい!(切実)


「できるだけ早く年を取りなさい。若者は夢の奴隷だ。老人は後悔の召使いだ。30代から60代までの間だけ、人は人生を思いっきり生きることができる。ミドルエイジからが、英知を保ちながら五感のすべてを働かせることができる。」
ハーディー・アレン







というコトで、今年の一冊。




1位。「みかづき」 森 絵都


2017年本屋大賞2位。

『小学校の用務員として働く大島吾郎は、子どもたちに頼まれ勉強をみているうちに、みるみる子どもが増え、いつしか「大島教室」と呼ばれるまでに。そんな吾郎の前に現れた、冴えた目をした小1の蕗子。けっして勉強ができないはずもない蕗子がなぜここに?
母親に偵察に出されたのだという。そして、後日その母親千明が吾郎のもとにやってくる。戸惑う吾郎を前に「私の道連れになってくれ」という千明。彼女の立ち上げる塾に来てほしいと乞われた吾郎は……』


新聞の書評に惹かれてこの本を選んだ。教育系の話か、と最初は敬遠してしばらく「積ん読」状態に置いていたのだけど、ヒマだったのでふと読み始めたら、止まらない止まらない。久しぶりの徹夜本と化した。

月と太陽。うまい表現で教育現場を捉えている思う。「親がすべきは一つよ。人生は生きる価値があるってことを、自分の人生をもって教えるだけ」(p.153)。みかづきのように、つねに満ち足りず、考えつづけていく。2位に甘んじたけれど、文句なく直木賞いけた。これは。




2位。 「山怪 弐」田中康弘 、「マタギ奇談」工藤隆雄

「山ニハ、何カガ居るル。
マタギは単に狩猟をスポーツの一環として楽しむだけのハンター達とは違い、彼等が独特の信仰心を持ち、厳しい掟を守りながら猟を行っている。勿論、その掟を破った時の恐ろしさも…。」

バイク友達の方から(がえんさんありがとうございました)送っていただいた傑作2編。
はっきり言ってしまえば、怖くない。むしろ懐かしい。子供のころにはみんな持っていたシックスセンスというべきものかも知れない。
八甲田山の幽霊の行軍、山の神の祟りといった不気味な話があるかと思えば、母グマを撃ってしまった為に子グマの親代わりとなったという心温まる話もあり、また、古典の説話集を髣髴とさせるような“鬼の恩返し”、或いは、お馴染みの“怪魚伝説”等など、その内容は実に多彩である。
大自然の中に抱かれながらフライフィッシングをしていると、どこか第三者の目線を感じることがある。と同時に、この山奥の渓に、体が融け込もうとしている。いけないいけない。引き返せなくなる。そんな経験は、狩猟を趣味とする人もそうだと思うけど、あるんだよね。怖いです山は。




3位。「蜜蜂と遠雷」 恩田 陸

第156回直木賞。2017年本屋大賞ダブル受賞。

『3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?』


よくまあここまで見事に「音楽」を文章に表現できるものだと感動した。
小説で音楽の海に溺れてみたいなら、必読の一冊。これもなかなか途中で終われなくて、「怖くない」恩田陸を堪能できた。後半はなんとなく天下一武道会の様相を呈してくるので、そういう天才vs天才の真正面な戦いが好きな方は最高だと思う。
この手の小説によくありがちな、コンクール直前に卑劣な罠があったり「ああ、怪我しちゃった!」みたいなものは一切なし。とにかく清々しく最後まで突っ走る疾走感も良い。

読み始めるとすぐに「蜜蜂」のことは判るが、「遠雷」が後半になってもなかなか出てこない。そして読後に広がるのは大草原を駆け抜けている爽快感と、遠くに聞こえる雷の音。




次点:
『影裏』
久しぶりの純文学。
医薬品会社に勤める30代の性的少数者らしき男性会社員の目を通し、元同僚の友人の男性の姿を描く。岩手県の美しい自然の中、2人は釣りに熱中するが、東日本大震災をきっかけに、友人の意外な一面が明らかになってくる。
性的マイノリティと3・11というテーマをさりげなく織り交ぜながら、彼らの鬱屈はこちら側の想像に委ねていて、円熟味を感じる。岩手の渓流釣りの話なので期待して読んだ。
川の光や樹木の匂いを含んだ肌感覚の文学が、東京発の小難しい文学作品を凌駕したゆえの芥川賞受賞作ではあると思うが、湯川豊の美しい渓流エッセイをくどくしすぎ。




今年もあと僅か。年越し蕎麦をこれから打ちます。



来年もキック頑張ろうっと。腹筋をもっとガチガチにしたい。


ウチのこどもたちも、キャンプが好きになってくれたので来年が楽しみです。


隼でもガンガン走りまくろう。タイヤ換えたし。



来年も、良い釣りを。




お世話になりましたみなさま、ありがとうございました。
来年も安全運転、旧車万歳!
皆様のご健勝とご発展を祈念して今年結びの言葉とさせて頂きます。


新しい年がよい年となりますように。
そして、また素晴らしい出会いがありますように。