2010年12月4日土曜日

入魂の儀式。

なめ回すように眺めども、もはや精神状態が耐えきれず、さっそくバンブーロッドの筆下ろしと入魂の儀式に行ってしまいました。

群馬県は桐生の奥深く、草木ダムの上流にある「シャロムの森」という管理渓流です。
管理釣り場といっても、自然塾みたいなもので、川は良い意味で手つかずの自然渓流。
1日10名完全予約制で黒坂石川の支流を選べて、まるまる一本貸し切って釣り上がれます。
この中で生のサイクルを完成できているイワナも居て、魚もそれなりにスプーキーなので、川連竹竿の入魂の儀式も楽しめました。

気温は昼間でも5度、ドライフライにこだわって苦戦しましたが、ヤマメが14番のパラスピナーをバッサリ。
この程度の大きさがアベレージってトコで4,5尾と遊ばせてもらいました。
あとは新仔がバシャバシャ。

斜光が重たい雲を割って、キラキラと流れを軽い薄緑に光らせていました。
小さな谷の、小さな魚たち。でも今日はこれで十分。

しなやかにして豪快、機能的にして繊細優美なロッド・・・といいたいところだけど、まだまだ付き合いが始まったばかりなので、この一本を持って渓を釣り歩き、記憶に染み込ませていくべきなのだろうと思います。

もちろん、昔ながらの竹竿が現行最高水準のグラファイト・ロッドよりホントに優れているのか?というと・・・その通りでした。素直に言うと。
竹の持つ何物にも代え難い反発力は感動的で、振らずに竿に仕事をさせるのがグラファイト、振って竿の仕事を最大限に活かすのがバンブー、と表現すると分かりにくいけどニュアンスはそんな感じ。

これでレナードとかトーマスに行ったらヴィンテージハーレーどころじゃなくて、確実に自己破産しちゃいます。
手にしたフライフィッシャーを虜にする魔法の杖は、愚か者の杖でもあるわけですがね。

最上流の滝つぼで、40cm以上はあろうかという大物を見つけて(写真真ん中ちょい上)、こりゃデカイ!と、ああでもないこうでもないと場を休めては攻略を1時間粘りましたが無反応。おいおい!釣り人にスンゴクいじめられてんのかなぁ?
と思っていたら・・・・岩の陰でした(爆)。

2010年11月29日月曜日

ついにバンブーロッドの世界へ。


秋田の渋谷直人さん謹製のバンブーロッド「川連竹竿」が手元に届きました!
7フィート9インチ、番手は3番。
ついに竹竿に手を出してしまった・・・


渋谷さんはフライフィッシングの名手で、バックオーダーを抱える人気のロッドビルダーでもあります。以前お会いして以来、釣り場のポイントや技術的な話をメールで頂きながら、竹竿の製作をお願いしていました。自分、ヘタッピなのに話込んでいるうちに欲しくなっちゃったんだよなぁ〜。
渋谷さんのロッドは5年待ち、なんていう一昔前のゼロエンジニアリングみたいなウワサがあったんだけど、1年で出来ましたよって連絡が。

竹はトンキンケーン、ガイドはタングステンブロンズ、リールシートはメープルバール木地呂仕上げ。
渋谷さんの家は川連漆器の塗家で(本人も漆職人)、その漆による仕上がりは透明感溢れるほどに美しいのです。

んん〜〜・・・こりゃたまらんです〜


生漆の拭き漆による目止めの後、日本産梨地漆(100g1万円)の刷毛塗り。十分に乾燥させてから木炭による研ぎ出し、磨き、という行程なんだそうです。
研ぎ出しによって皮膜は限りなく薄く、竹の肌、繊維もはっきりと透き通り、すばらしい美しさになります。

漆は古来から伝わる世界最強の塗料で、奈良時代前後に塗られたものがかなり良い状態で残っていることを思うと、末代まで残る一竿、でありましょう。娘にもやらん。

気になるロッドアクションは、スロー気味で全体が曲がり、かつブン!というトルクがある粘っこい感じ。

素振りもしてみたけどそれだけでは分からないので、さっそく今週末に、この竿に魂を入れに某川に行ってくることにしました。来春まで待てません。

欠品していたコックネックの『スペックルド・バジャー』も入ったし、早速その釣行用に巻き巻きしております。






ピンポ〜ン。佐川急便でーす。



ん?あ、はいはい?




うわ!こっちも来ちゃったよ!前回のガンダムに引き続いてリリースされた新作です。
予約してたんだっけ。
あー、これ何時作ろうかな〜。陸王もあるんだよなぁ〜。